養育費の一括と分割払い

養育費は、子どもにかかる毎月の生活費として、月々必要な額を支払ってもらうケースが多いと思います。
しかし、養育費は別に毎月払いにしなくても、一括払いや分割払いにしてもかまいません。

養育費の一括払いとは

養育費の一括払いは、離婚の際に、子どもが成人するまで(または大学卒業まで)にかかる養育費を全額払ってもらう方法です。

養育費一括払いは、支払う側の手元に払えるだけの現金がなければ困難ですから、難しいことも多いと思います。
ですが、養育費一括払いが可能であれば、一括払いすることで双方にメリットがあります。

<支払う側のメリット>
養育費を一括払いすることで、長期間にわたる支払いの負担がなくなります。

<受け取る側のメリット>
養育費の毎月払いの取り決めをしても、支払う側の再婚、失業、死亡などの事情により約束どおり支払ってもらえない可能性があります。
最初にまとめて払ってもらえば、こうしたリスクがなくなり、必要な養育費を確保できます。

なお、養育費一括払いには、デメリットもあります。
それは、受け取った側が養育費を使い込んでしまい、子どもが成人する前に足りなくなる可能性があるということです。
現実に養育費が足りなった場合、親であれば支払う義務がありますから、一括払いは支払う側にはリスクがあります。

養育費を一括払いにする場合には、お金を信託銀行に預け、子どもを受益者として毎月受給させる信託契約を締結するという方法もありますので検討してみるのも良いと思います。

養育費の分割払いとは

養育費の分割払いは、子どもが成人するまで(または大学卒業まで)の養育費の総額を出したうえで、短期間の分割払いにする方法です。

たとえば、子どもが大学卒業するまであと10年あるという場合でも、10年分の養育費を5年で支払ってしまう取り決めをしてもかまいません。
支払う側にとっては、長期間養育費に拘束されずにすみ、受け取る側にとっても、養育費支払い途中で相手が再婚して養育費を減らされたり、相手が亡くなって養育費自体もらえなくなったりするリスクを減らせるメリットがあります。

養育費の一括払いが難しい場合には、できるだけ短期間で分割払いしてしまう方法を検討してみましょう。

離婚協議書・公正証書を作っておく

養育費を一括払いするときには、いつからいつまでの分をどれだけ支払ったという証拠を残しておくために、必ず離婚協議書を作成しておきましょう。

また、養育費を分割払いするときには、公正証書が必須です。
せっかく養育費を短期間で分割払いする取り決めをしても、支払いがきちんと行われる保証はありません。
いつからいつまでの分をどのような形で支払うのかということを公正証書に明記し、支払いが確実に行われるようにしておきましょう。

離婚カウンセリング、協議離婚サポート、離婚協議書・公正証書作成について、ご質問等は電話またはお問い合わせフォームでご連絡ください。
tel
※つながらない場合には時間をおいておかけください。
※お問い合わせフォームご利用の場合は、メールアドレスの記入間違いのないようご確認ください。

▲ページトップに戻る